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会計事務所・税理士事務所の採用では、 「他事務所との差別化ができない」 「求人票にどこまで書けばよいかわからない」 といった悩みを抱える事務所も少なくありません。

人材採用は年々難しくなっています。特に会計事務所の求人では、仕事内容が似ているケースも多いため、事務所の魅力をどれだけ具体的に伝えられるかが非常に重要になります。報酬条件や勤務地がほぼ同じでも、求人票の「伝え方」次第で応募数や応募者の質は大きく変わります。「誰に」「何を」「どのように」伝えるかが採用成功を左右します。

本記事では、会計・税理士事務所の採用で差がつく求人票の書き方と、事務所の魅力を効果的に伝えるコツを詳しく解説します。自社らしさを伝え、理想の人材から選ばれる求人を作るためのヒントとしてご活用ください。


【1】会計事務所の採用で応募が集まりにくい理由|求人票でよくあるNG例

会計事務所の採用で応募が集まりにくい場合、原因の多くは求人票の内容にあります。 募集する地域の同業他社の求人と比較して著しく労働条件が悪い場合は別ですが、単に条件が悪いわけではなく、“求人票で魅力が伝わっていない”ケースも多く見られます。特に次のような求人票は、求職者にとって魅力が伝わりにくい傾向があります。ここでは、よくあるNG例を紹介します。

NG① 仕事内容がイメージできない

例えば、次のような記載です。 「記帳代行、決算対応、確定申告、税務業務全般」 このような書き方では、求職者は具体的な仕事をイメージできません。 会計事務所の業務は事務所によって異なります。 例えば、顧問先の法人・個人の割合、規模や業種、担当先件数、 専任で全て担当するのか、分業制(内勤・外勤)なのかなどによって、働き方は大きく変わります。そのため、仕事内容はできるだけ具体的に記載することが重要です。

NG② 事務所の情報が少ない

求人票に事務所の情報が少ないと、求職者は不安を感じて応募まで至りません。 例えば次のような情報です。 特徴、代表の人柄、スタッフ人数、年齢層、男女比、顧問先の情報、募集背景 これらが分からないと、「どんな事務所なのか」「自分が働くイメージ」を持つことができません。結果として、応募をためらう原因になります。

NG③ 条件だけ書いており魅力が伝わらない

給与、勤務時間、休日休暇などの条件はもちろん重要ですが、それだけでは「比較検討の土台」に載るだけで、「この事務所で働きたい」と思ってもらえません。 求職者が知りたいのは、どんな仕事ができるのか、どんな人が働いているのか、どのように成長できるのかといった働くイメージです。条件だけの求人票では、他事務所との差別化ができず、応募につながりにくくなります。

重要なのはテンプレート的な表現だけでは、「ここで働きたい」という動機付けには至りません。貴事務所ならではの特徴や働く魅力をターゲットの応募者へ伝わるように最大限に引き出して求人票に記載することが必要です。

【2】求職者は求人票のどこを見ているのか

求人票を作成する際には、まず求職者がどこを見ているのかを理解することが重要です。 一般的に、求職者が重視しているポイントは次の通りです。 〇仕事内容 〇職種 〇就業場所 〇賃金 〇休日・休暇 〇就業時間 〇職場の雰囲気 〇福利厚生 これらの情報をもとに、求職者は「応募するかどうか」を判断します。

一方で、給与や勤務時間・休日休暇などの条件は、すぐに大きく変えるのは難しいかもしれません。 しかし、 〇仕事内容の詳細 〇職種欄の説明 〇企業特徴 〇代表や働くスタッフのメッセージ 〇PR欄 といった部分は、書き方によって今すぐ魅力を何倍にも高めることができる項目です。 同じ条件でも、 『仕事内容が具体的に書かれている求人』 『事務所の特徴がよく分かる求人』 の方が、求職者にとって魅力的に見えるため、応募率が大きく変わることがあります。

【3】採用で差がつく求人票の書き方

ここからは、会計事務所の採用で応募が集まりやすくなる魅力的な求人票を作成するための、具体的な9つのポイントを解説します。